2019.11.30 生花青果 Select 初めての食感!驚きのトマト 農産物のセレクトショップ 生花青果 が 日本中から厳選した最もオススメしたい一品をご紹介します。 理想のトマトを目指して農家自らが手探りで作り上げた新品種 Connect agriculture 作っている場所:山口県 美祢市 作った人:有限会社アグリプラン 有道 典広さん 「私はトマトが嫌いだ!」 「だから、トマト嫌いの自分でも“おいしい!”と思えるものができなければ出荷しない。」 カルスト台地で有名な秋吉台の町、山口県美祢市で有道さんが作るトマト「実桜」は、普通のトマトではない。 トマトの皮を感じないほどの驚きの食感、青臭さがなくコクがありフルーツのように甘い。 さくらんぼのようなつややかな赤い実は、これぞ本物の生のトマトだ!と思わせてくれる。 この「実桜」という品種に馴染みのない人も多いはず。 実は、この品種は有道さん達、数件の農家が自分たちの理想のトマトを追求して品種改良を重ねて作った新品種なのである。 現在、本州で栽培、販売をしているのは有道さんの農園ただ一つ。 当初の目指したのは、『高齢者でも食べやすいように、皮が薄くて栄養が濃いトマト』 研究所で計画的に改良したのではなく、畑で実際に作っては試しを繰り返し、手探りで作り上げた。 例えば、特徴的な甘さも栄養を追求した副産物だという。 栽培方法も特徴がある。通常、トマトは水を与えずに育てるのが一般的だが、実桜はしっかり水を与えるという。 土づくりにも3年を費やした。 「冬はトマトの甘みが強くなる季節。どうかこの新しいトマトを一口食べてみてほしい」 トマト嫌いの有道さんの言葉からは、トマトへの愛が溢れているように感じた。